サロマ湖の夕日・・・10月26日

      もう、ずいぶん前から一度サロマ湖の夕日をじっくり撮ってみたいと思っていました。
      それは10年ほど前、常呂町である看板を見てからずっと思っていたことです。

                「サロマ湖の夕日、持ち帰り禁止

      その看板、今はもうないそうですが、私の中では看板の言葉がずっと残っていました。
      写真を撮るようになって、常呂町に何度か行くうちに、いつか、その夕日持ち帰りたい・・・
      と思うようになりました。

     

そして、先週やっと行ってきました。朝からからりと晴れてなんとなくいい予感・・・。

北見から常呂町までは45分。夕日の時間を4時と計算して、ぎりぎりまで仕事をしてから出発。

場所はワッカ原生花園ネーチャーセンター前。

ここは真夏でも風が冷たいのですが、この日も寒くて、しっかり着込んでいても手がかじかんできそうでした。

栄浦漁港からは漁船が行き来していましたが、この時期だと牡蠣かホタテかな。

午後4時過ぎから空の色が変わってきて、ショーの始まりです。

フォークでかき回したような雲に夕日の色が映って幻想的な雰囲気が漂います。

刻々と変わっ行くあまりの不思議な色に、シャッターを押すのも忘れてしまうほどです。

沈みかける頃にまぶしいくらいの光を放って、すーっと落ちていきました。

日が落ちた後は、今までとはまったく違った色の空になり、それまでの強烈な光が嘘のように優しい色になりました。

ここまで1時間すこし。すべての光が消えて真っ暗になるまでここにいたいような気持ちでした。

サロマの夕日、しっかり持ち帰りました。100枚ほど撮ってきた中で、もう少しスケッチブックに入れておきます。


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